癒し・ヘルスケア業界の知っ得情報 癒し・ヘルスケア業界の知っ得情報 お役立ち情報

リアル調査第21回:関節を鳴らされるのは好き?

リアル調査

「身体が疲れてダルい」「肩が凝って辛い」という時に整体院で施術を受けに行く人は少なくないはずです。その際に施術の一環として関節や骨を鳴らされた経験はありませんか? 「ボキッ!」「バキッ!」と特にこちらが力を入れることはないのですが、自分の身体から音が発しているだけに、はじめて施術を受ける時はビックリしますよね。

皆さんは整体院などで関節や骨を鳴らす施術についてどのようにお考えなのでしょうか? 今回は“あの音”についてアンケートをとってみました。

【質問】
施術で関節や骨をボキボキと鳴らされるのは好き? (単一回答)
【回答結果】
鳴らされるのは好きではないのでやめてほしい:32人 鳴らされるのはあまり好きではない:26人 少しくらいなら鳴らされたい:24人 鳴らされるのは好き:18人
【有効回答数】
100サンプル

サンプル画像

恐怖心から「完全拒否」という方も多いようです

アンケートの結果、回答が分かれましたが「鳴らされるのは好きではないのではやめてほしい」が、1番多い回答となりました。

◆見えないところから音が聞こえること自体怖いです。もし折れたりしたら本当に嫌です(30代/女性/専業主婦)

◆回復が早く気持ちよいのかもしれないけどそのまま折れてしまいそうな恐怖感がぬぐえないのでやめてほしいです(40代/女性/パートアルバイト)

◆ボキボキ鳴らすと神経を痛めることがあるので絶対にやめてほしいです(30代/女性/専業主婦)

◆大嫌いです。前に骨を鳴らすと太くなるっていわれたのがきっかけで、小さなトラウマになりました(20代/女性/無職)

◆あれは骨と骨の間の空気を割る音なので、「ボキボキ」という音に意味がないのでやめてほしいです(40代/女性/パートアルバイト)

見えない箇所からの関節音……施術者の力のかけ方もあるかもしれませんが、恐怖心が先立つようです。音を鳴らすと効果があるようにも感じられますが、患者さん側は「骨折などの医療事故がおきたらどうしよう」「神経を痛めてしまったらどうしよう」という大きな不安がよぎっているという事実は見過ごせません。 「関節を鳴らすと骨が太くなるから」「鳴らすことに意味がないからしないでほしい」など必要としないので、やめてほしいという意見も挙がりました。

必要ならば仕方がないが、関節が鳴る音が苦手という声が多数

2番めに多かったのが「鳴らされるのはあまり好きではない」で、次いで「少しくらいなら鳴らされたい」、「鳴らされるのは好き」の順となりました。それぞれの項目について大きな差ではなく、関節を鳴らす施術の好き嫌いは人によって異なるようです。

◆痛みはないですが、あまり心地よいものではないので、できるなら鳴らさないでほしい(30代/女性/パートアルバイト)

◆関節が鳴る音は不快に感じます。ただ個人のくせであれば致し方ないかなとも思います(20代/女性/学生)

◆自然に鳴ってしまうなら仕方ないのですが、わざと鳴らされるのは怖いのであまりしてほしくありません(40代/女性/自営業(個人事業主))

◆あまりに大きな音で鳴らされると怖くなってしまいますが、少しくらい鳴らされると気持ちが良いので好きです(30代/女性/パートアルバイト)

◆ボキボキ鳴ると、一瞬だけでもスッキリと身体が軽くなったような気がします(30代/女性/公務員)

「鳴らされるのはあまり好きではない」と答えた人は、必要ならば仕方がないという意見の方が多数ですが、「関節を鳴らすなら最小限にしてできるだけ鳴らさないでほしい」という意見が多く見受けられました。

「少しくらいなら鳴らされたい」という意見は、大きい音ではなく、最小限であればやってほしいという考えであり、「鳴らされるのは好き」に関しては、関節を鳴らされることを目的に施術を受けている方もいました。“「鳴らされるのは好き」と答えた人以外では、関節を鳴らした時の大きな音が苦手という意見が大半のようです。

関節を鳴らすことに対して説明と同意が必要です

アンケートの結果、施術によって骨がボキボキ鳴る音は、患者さんからすると効果や効き目よりも骨折・神経痛などの医療事故へつながる恐怖心や不安をかき立てる感想が多いことがわかりました。

「やめてほしい」「少しくらいなら良い」という意見の人は、総じて関節を鳴らした際の大きな音が苦手のようです。反対に「鳴らされるのが好き」という意見は少数派で、「むしろ音が鳴る方が良い」という他の意見の人とはまったくことなる感覚をお持ちのようでした。
関節を鳴らすことを嫌がる人、求める人と人それぞれですが、行う前に直接確認するか、施術として必要であれば、説明を行い同意をとる必要がありそうです。治療は相互の信頼関係が基本なので、施術方針の確認を怠らないようにすべきでしょう。

また、ピンポイントでツボを刺激するマッサージや強い力で施術を望む方は、マッサージによって気になる部分のこりを解消してほしい、といったしっかりとした効果を求めていることがわかります。目的によって、どのようなマッサージをしてもらいたいか、違いがあることが分かりました。

<調査概要>

    • ■調査地域:全国

       

       

      • ■調査対象:年齢不問・男女

         

         

        • ■有効回答数:100サンプル
        • ■調査実施期間:2015年7月8日~2015年7月22日