今回は、Webページの話というよりも、Webページを運用するシステムについてのお話です。Webシステムを無料で提供してくれるサービスが増えてきましたが、その「無料という名の落とし穴」についてご紹介します。そもそもお金を払っていないんだから、損をするような落とし穴なんてあるの？ と思う方があるかもしれません。でも、それがあるんです。
事前に、無料のカラクリを調べておこう
みなさんは、無料のサービスを何かお使いになっていますか？ 「スマートフォンを買ったときに端末は無料だった」という方は多いかもしれません。でも、多くの場合、購入後に機種変更をすると約○万円の費用がかかります。結局は、端末代が「実質無料」というだけで、月々の割引額と相殺されているだけ、というカラクリなんです。
これ以外にも、「どうぞ無料で使ってください、でもこの機能を使うのなら有料課金です」というサービスもあります。実は、一番困るのはこんなケースです。
しばらく利用していて、使い方でわからない点があったので問い合せたら、無料だと問合せの対応はしてくれないことが判明、結局、使い方がわからないから使えなくなってしまった･･･という場合です。
また、「システムに不具合があるから直してほしいのだが、対応してもらえない。お店の営業に関わる不具合なのに･･･」という場合もあります。
「どうして問合せ対応してくれないの？ どうしてシステム修正してくれないの？」と、怒る気持ちはわかりますが、これは仕方がないことなんです。なぜならば、無料だからです。これが落とし穴です。
無料、ということは、サービス提供側には収入源がありません。なので、問合せ対応のスタッフを雇うこともできないし、システムの不具合を修正する費用もないのです。サービス提供側からすれば、「お金をもらっていないんだから、システムの不具合を修正する必要はない」と考えているのかもしれません。長く使おうと考えていたサービスがこのようなことでは、サロン・治療院にとってマイナスですし、お客様にとってもマイナスですよね。
無料のサービスを利用する際には、
- なぜ無料なのか？
- 無料と有料の違いはなにか？
などを、よく調べましょう。無料だからといって安易に導入してしまうと、ボコッと落とし穴に落ちてしまい、出れなくなってしまいますので気をつけてくださいね。