東洋医学の特徴とは? 根本的な改善が図れる医学!

お知らせ

根本的原因の改善と自然治癒力を活かす

 東洋医学とは、漢方を主とした薬物療法と鍼灸を主とした物理療法を合わせた医学を言います。3,000年にも及ぶ古い歴史があり、人を観察することに徹して発達してきた医学です。

漢方薬

 この医学での診方は、出ている症状の「原因」に着目し、部分的ではなく身体全体を診ることで原因を探り、症状の根本的原因を改善していきます。そして、人に元々備わっている自然治癒力を活かして治癒することを大前提としています。

 この根本的原因の改善と自然治癒力を活かすことにより、数値化できにくい不調や、原因を特定しにくい不調の症状に対して、対応が可能な医学となっています。

1つの薬が身体全体の状態改善に効果を発揮する

 東洋医学でも西洋医学と同じように薬を使う薬物療法もあります。西洋医学では化学物質を使用するのに対し、東洋医学では自然界にある天然のものを使った生薬・漢方薬を使用します。

 西洋医学と東洋医学での診方が違うのと同じように、薬にも違いがあります。西洋医学の薬は1つの薬が1つの症状に対して効果を発揮するのに対し、東洋医学の薬は1つの薬が身体全体の状態改善に効果を発揮するものとなっています。

 そのため、西洋医学の薬は出ている症状に即効性があるのに対し、東洋医学の薬は身体全体のバランスを整えることで効果を発揮するため時間はかかることになります。しかし時間はかかりますが、その出ている症状の原因となっている身体全体のバランスの乱れを整えるため、症状を根本的に改善できるという利点があります。

オーダーメイド的な対応ができ、根本的な改善が図れる医学

 以上のことを踏まえ、その時その時の状況をみて、一時的に症状をしのぐために西洋医学の薬を使うか、根本的な改善を目指して東洋医学の薬を使うかを判断して使用することが望まれます。

 また、西洋医学では臓器や部位の各々の専門分野に分かれた医師がいて、そして医師をサポートする看護師がいるという体制になっていますが、東洋医学では身体全体を1人の療法家が診て診断していきます。

 こうした西洋医学と比較したとき、東洋医学は身体全体を診ることにより、その人に合った施術・薬が処方されるというオーダーメイド的な対応ができ、根本的な改善が図れる医学となっています。

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