セラピストになるきっかけとは?
あなたはこれまでに“ある職業”に憧れを抱いた瞬間はありますか? たとえば女優やモデルなどの華やかな職業はテレビや雑誌、インターネットを通して興味を持つことが多いかと思いますが、一般的な職業の場合は“その職業”の方と接したり、話をしたりすることがきっかけで関心を持つケースも少なくありません。それは“憧れの対象”が身近で働いていることで、「私もあんな風になりたい」と同じ職に就いて活躍するイメージを抱きやすいからです。
施術を通して心や身体に癒しを与える職業である“セラピスト”は、まさに働いている人と接することで憧れを抱く職業といえるでしょう。「施術を担当してくれた人が素敵だった」「やってもらったマッサージを自分でもできるようになりたい」など、ご自身の体験を通して仕事の『やりがい』や『魅力』について実感するようです。
現在、セラピストとして働いている方も元々はお客様だったというケースが多く、施術や接客の対応によってセラピストのファンになり、職業として目指すようになったという方がたくさんいます。ではセラピストは実際にどんな職業で、どのような仕事をしているのでしょうか。こちらではセラピストの基礎知識からご紹介します。
セラピストってどんな職業?
セラピストと聞いてどんな仕事内容を想像するでしょうか。“アロマセラピー”や“ボディマッサージ”という言葉を耳にしたことがある方もいるかと思いますが、セラピストはお客様に対してマッサージなどの施術を行う人のことを指します。
セラピストにはボディセラピストやカイロプラクターなどさまざまな種類がありますが、すべてに共通していることは、お客様に対して心身ともに癒しを与えることです。したがって、「自分の技術を活かして人のためになることがしたい」「やりがいのある仕事がしたい」という方にはぴったりの職業だといえます。
また、セラピストという言葉が広く一般に浸透していないことから、セラピストとカウンセラーの区別があまり明確でない方も多いようですが、両者の業務内容には大きな違いがあります。カウンセラーは相談者の内に抱えているものを引き出し、『トーク』で悩みを聞き出して問題解決を行いますが、セラピストは『施術』で心や身体の不調を正したり、健康促進を働きかけたりする仕事です。お客様に対してご提供する『メニュー』が異なります。