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第4回:どんな人が向いているの? セラピストの適性とは

働く基礎知識

セラピストに求められているもの

求人誌や求人サイトを見た際に、セラピストに関する募集を目にする機会は少なくないかと思います。意外かもしれませんが、セラピストは募集が多い職種であり、しかも未経験者に関しても多くの募集を行っています。本人の努力が不可欠ですが、専門的な技術についてはきちんとした指導を受けることで体得できるということです。

では、セラピストに求められるものとは一体何なのでしょうか? お客様に満足してもらえるレベルの施術の技術力を身につけることはもちろん大切ですが、技術だけではセラピストは勤まりません。なぜならば、セラピストはお客様と直に向かい合う接客業だからです。現代社会で精神的に疲れているお客様にとって“癒しの存在”であるかどうかも、適性という意味では重要な点です。

また、ボディ系のセラピストは想像以上に肉体労働な面もあり、持てる技術を活かすだけの体力も必要になってきます。お客様の健康をサポートするためには、ご自身も健康であることが求められます。つまり、セラピストには、“心技体”の要素がバランスよく備わっていることが理想であるといえるのです。

セラピストに向いている人とは?

もしこのコラムを読んでいるあなたがセラピストに憧れていて、なおかつ未経験だったとしてもそれは問題ではありません。誰もが未経験からキャリアをスタートさせており、上記でもご説明したように技術面は、指導を受けることで得ることができます。ただし、「努力しなくても誰でもなれる」「楽して働ける職業である」というわけでもなく、向き不向きがあることも事実です。

セラピストの施術を受けにくるお客様は、心身ともに癒しを求めにきています。したがってお客様を優しさで包み込んであげるような『大らかさ』や、的確に解決策となる施術をご提案できる『コミュニケーション力』が必要になります。自分を押し出しすぎることなく、お客様の求めるものを敏感に感じ取る力が不可欠なのです。

また、上記でご説明したようにセラピストには“心技体”のすべてが備わっていることが求められるハードな職業でもあります。ただ、お客様と日々触れ合うことに喜びを感じ、求める癒しを提供できるように日々スキルアップを目指す向上心のある人には向いている職業です。反対に「人と接するのが苦手」「給料をもらえればそれでいい」という方には向かない職業だといえます。

セラピストを職業にするということは

セラピストを職業にするということは、“お客様に癒しを与える人”になるということです。人のために尽くすお仕事なので、やりがいがあり、人に誇れる職業でもあります。

正確な技術力を身につけ常にスキルを磨く向上心を持っていることと、相手の立場を尊重してその人のために一生懸命に働くことが求められるのがセラピストという職業です。もし「自分にも適性があるかも」「セラピストに興味がでてきた」という方はぜひセラピストへの道を目指すことをおすすめします。

 

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