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カサつく乾燥肌の原因とスキンケアの方法

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乾燥肌の原因とスキンケア

秋から春先にかけて、多くの人が悩む肌の乾燥。乾燥肌が原因のマイナートラブルは、なかなか治らないことが多いですよね。自分で購入できる化粧品だけでは防ぎきれない症状を、皮膚科のドクターに相談するというケースも珍しくありません。
そこで今回は、やっかいな乾燥肌の原因と、効果的なスキンケアの方法をご紹介します。

乾燥肌になる間違ったスキンケア

間違ったスキンケア

本来、人間の肌の角質層には、外界の刺激から肌を守る機能が備わっています。このバリア機能によって水分を保ったり、アレルギーを起こす物質や、紫外線から受ける影響をガードしたりできるのです。
肌が正常な状態で角質層が健全な場合、本来カサつく乾燥に悩まされることもありません。しかし、乾燥肌の状態になってしまう原因は、わたしたちが知らず知らずの間にしてしまっている行動にありました。

多くの方が行っている間違いは、スキンケアの際の「こすりすぎ」や「肌への負担の掛けすぎ」です。
例えば、保湿化粧品を付ける前の洗顔を過剰に行ってしまうことが挙げられます。毛穴の汚れを取るパックや、洗浄力の強い洗顔料などを毎日使用したり、念入りに汚れを落とすためにゴシゴシと洗ったりすることはNGです。このような行為は、実は水分や刺激から肌を守ってくれている角質層を傷つけています。

また、肌に叩き込むように化粧水をパッティングしたり、保湿クリームや日焼け止め、ファンデーションなどを指で塗り込んだりする行為も同様です。
これらも肌に過剰な刺激を与え、見えない炎症を引き起こしてしまうことがあります。カサつきはもちろん、シミや肝斑などのさらなるトラブルを引き起こすリスクも高くなってしまいます。スキンケアやベースメイクをする際は、できるだけ肌に負担を掛けないように、力を入れず、やさしく守るように行うことが大切です。

クレンジングや洗顔の方法を見直す

クレンジングや洗顔の方法

乾燥肌の方に多い例が、クレンジングや洗顔をこまめに行いすぎた結果、肌の皮脂や水分が不足し、乾燥しているという状態です。肌の乾燥が気になる場合は、以下のような対策をおすすめします。

洗顔の際はぬるま湯か水を使用する
お湯の温度が高いと、必要以上に皮脂を落としてしまいます。ぬるま湯か水で軽く肌に触れるようにしましょう。

朝の洗顔では、洗顔フォームや石けんを使用しない
肌がカサついているときは、皮脂の分泌が少なくなっている状態です。このようなときには洗顔料を使わず、ぬるま湯か水で軽くすすぐだけにしましょう。

洗顔後は、タオルでやさしく押さえる
洗顔後の無垢な肌に、タオルで過剰な刺激を与えてしまうと、角質層を傷つけてしまう原因になります。顔をゴシゴシとふくのではなく、タオルでやさしく押さえるようにしましょう。

夜のクレンジングを慎重に行う
なるべくこすらずクレンジング剤を肌に馴染ませるようにしましょう。また、洗顔料はよく泡立てて肌を滑らせるように洗ってください。強い洗浄効果やクレンジング力を謳った商品を使用する際は、頻度や使用時間を少なくして、なるべく肌に負担が掛からないよう気を付けましょう。

乾燥が慢性化したら、迷わず皮膚科に相談

間違ったスキンケアを続けてしまうと肌の再生する力が追いつかず、ダメージが慢性化してしまう場合があります。上記の方法を試しても効果がなく、乾燥状態がずっと続くようであれば、迷わず皮膚科に相談しましょう。
自分の肌の状態に合った、最良のアドバイスや治療を受けることができます。早めの対策で、乾燥肌のトラブルを最小限にすることが何よりも大切です。

おわりに

毎日の間違ったスキンケアが肌にダメージを与え、乾燥肌を引き起こす原因になっている場合がありますが、正しいスキンケア方法を学び、自分の肌をいたわるようにやさしくケアすることで、カサつきや乾燥を抑えることは可能です。健全な肌のバリア機能を取り戻せるよう、まずは日々のケアを見直すことから始めてはいかがでしょうか?