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疲れに効くツボって?疲れが取れる疲労回復のツボ9選

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疲れに効くツボ

中国の伝統医学では、ツボ(経穴)を刺激することにより健康を維持・増進する手法があります。ツボはそれぞれ身体の各部位と関係しており、適切なツボを刺激することにより疲労回復を促進することが可能です。 そこで今回は、身体の疲れやだるさを解消し、精神的にもリラックスできる効果的なツボの位置・押し方をご紹介します。疲れを感じている方は、ぜひ実践してください。

効果的なツボの押し方

ツボの押し方は場所により異なることもありますが、「自然な力で押し、自然に力を抜く」ことが基本になります。そのため心身ともにリラックスした状態で行うことがポイントです。

  • (1)3秒数えながら自然に押す
  • (2)その状態を保ち、7秒数える
  • (3)3秒数えながら自然に力を抜く

力を抜くときには息を吐くことにより副交感神経が優位になるため、リラックスしながら効果的にツボを刺激できます。 また、ツボを押す際には「痛いけれど気持ち良い」という感覚を目安にすると良いでしょう。 /p>

手のツボ

手のツボ

手三里(てさんり)
腕の外側にあるツボ。肘を曲げた際にできるシワから、手首に向かい指3本分離れた場所に位置します。正しい位置を押すと強い痛みがあることが特徴です。精神的疲労の解消をはじめ、手の疲れや肩こり、胃腸の疲れを緩和します。
合谷(ごうこく)
手の甲の、親指と人差し指の間にあるツボです。親指と人差し指の骨が合流する位置からやや内側(人差し指より)にあります。 触れてみるとくぼみがあり、親指で押してみるとジーンと響くような痛みがある場所が合谷です。血の巡りを良くして頭痛や疲労感を和らげ、生理不順や月経痛にも効果があります。
指間穴(しかんけつ)
手の甲の、指と指の間にあるツボです。自律神経のバランスを整えて脳や内臓の疲れを取り除くことにより、心と身体をリラックスさせてくれます。人差し指から中指、中指から薬指、薬指から小指の間にある水かき部分に位置します。 このツボは逆手でつまみ、揉むように圧をかけましょう。しばらく揉み込んだ後、指先方向に強めに引っ張り、素早く指を離すようにします。
労宮(ろうきゅう)
手のひらの中心にあるツボです。こぶしを握った状態の、中指と薬指の先端の間を刺激します。 気分を落ち着かせ、心の疲れやストレスの緩和に効果的です。また、上半身の血行を改善することにより、首と肩のこりやほてり、動悸、胃腸の不調を解消してくれます。

足と足裏のツボ

足と足裏のツボ

足三里(あしさんり)
足の外側、膝下にあるツボです。膝の関節を伸ばした際に、膝の外側にできる凹みから足首の方へむかって指3本分の位置にあります。骨の内側を押すイメージで圧をかけると、ズンと響くような独特の感覚があるため、その感覚を目安にして位置を判断すると良いでしょう。足の疲れをはじめ、胃腸の不調に対しても効果があります。長寿のツボとして有名です。
湧泉(ゆうせん)
足裏にあるツボです。足裏の中心からややつま先寄りにある窪みの部分に位置する比較的見つけやすいツボです。 足をはじめ背中や腰の疲れ、さらに腎臓の疲労回復にも効果があるとされています。

足と足裏のツボ

百会(ひゃくえ)
頭頂部にあるツボです。両耳の穴に親指を置き手のひら全体で頭を包み込んだ際に、中指の先端同士が合わさる位置にあります(中指が届かない、または交差してしまう場合は両耳に置いた親指を上下に動かして位置を調整してください)。 正しい位置を押すと鈍い痛みを感じます。このツボを刺激することにより、不安や苛立ちなどのストレス緩和が期待できるでしょう。
天柱(てんちゅう)
首の裏側にある左右一対のツボです。首の裏には肩へと繋がる2本の太い筋肉があり、その筋肉の左右両端、髪の生え際付近を指で押すと痛みを感じる箇所があります。そのツボが天柱です。 5秒ほど押して離す動作を5回以上繰り返してください。自律神経を整え、頭痛や肩こりの改善、さらに精神的疲労を癒す効果があるとされています。
気海(きかい)
腹部にあるツボです。へそから真下に向かって指2本分の位置にあります。見つけやすいツボですが、押した際にツボ特有の感覚がないため実感を得にくいのが特徴です。精神的な不安や焦燥感の緩和に効果があります。

おわりに

今回は、疲労回復に効果的なツボを9つご紹介しました。 ツボを刺激することで心身ともにリラックスできるため、肉体的な疲労だけではなく、精神的な疲労に悩まされている方にもおすすめです。日常的に疲れを感じている方は、ぜひ試してみてください。