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α波(アルファ波)でイライラ解消!α波のリラックス効果とは

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α波のリラックス効果

α波は脳波の1つで、心身ともにリラックスした状態の時に発するといわれています。心身の健康に良い影響を及ぼすといわれており、最近では能力開発やストレス解消への効果が期待されています。
α波が脳に良い影響を与えることは知られていても、具体的にどのようなものかを知っている人は意外と少ないのが現状です。ここではα波が発する際の脳の状態と効果、日常生活でうまくα波を引き出す工夫をご紹介します。

リラックス状態の脳がα波を出す

α波は脳波の種類の1つで、ドイツの神経科学者であるハンス・ベルガーによって発見されました。脳波は脳の状態をHzという周波数単位で表したもので、5段階に分類されます。まず、イライラしている状態の脳は30Hz以上のγ波、通常から緊張感がある状態では14〜30Hzのβ波を発しています。そしてリラックスしていたり集中している状態では8〜13Hzのα波が、ひらめきが湧いたりまどろんだりした状態では4〜7Hzのθ波、熟睡中や無意識状態では0.5〜3Hzのδ波を発しています。つまり、α波に触れてリラックスするのではなく、リラックスしている状態の脳がα波を発しているということになります。

心身に良い影響を与える!α波がもたらす効果

心身に良い影響を与える

α波が出ている状態の脳には、ベータエンドルフィンというホルモンが分泌されています。これは「脳の快楽物質」とも呼ばれ、心身のストレス軽減に重要な役割を果たしています。

α波が引き起こす効果は複数あります。まずは脳と体を休めてリラックスする効果、ストレスを沈める効果、そして脳の活性化を促して体の免疫力を高め、病気を予防する効果も確認されています。つまり、α波が多く出る状態に誘導しその状態を維持すると、心身ともに良い影響を得られるのです。
ストレスが原因と考えられている病気はガンや高血圧、心筋梗塞の他、うつ病や更年期障害、不眠症や肩こり腰痛など多岐に渡ります。ストレスで体が緊張していると、体液や血液の循環が乱れて病気の原因となりますが、リラックスした状態だと血行が良くなり、疲労回復や快眠、整腸の効果があります。また、細胞活性化による老化防止や、集中しやすくなり記憶力・想像力アップの効果も得られます。
そのため最近では、多くのオリンピック選手やプロスポーツマンにα波トレーニングが取り入れられています。潜在能力を開発し、本番に強い集中力を養えるのです。
また、妊娠中にα波が発生しやすい音楽を聴くことで母子共にリラックスし、赤ちゃんの成長にも良い影響を与えるといわれています。

α波を引き出してリラックスした生活を

リラックスした生活

次に、日常生活で上手にα波を引き出してリラックスするための方法をご紹介します。

代表的なのは、音楽や自然界の音を聞いて気持ちをリラックスさせる方法です。川のせせらぎや鳥の鳴き声、波音などの自然の音には「1/fゆらぎ」という一定の周波数が含まれています。そして1/fゆらぎが含まれる音には、自然と脳をα波に導く働きがあります。
自然の音以外では、モーツァルトの音楽に最も1/fゆらぎが含まれているといわれており、脳が冴えた状態でもリラックスへと導いてくれます。その他、自分が聞いていて心地良いと感じる音楽に触れるだけでα波が出ることもあります。

他にも、視覚的に自然を親しむことでもα波が引き出されます。月明かりには浄化作用があるほか、太陽の光でも脳は活性化されます。季節の花や青空を眺めることもおすすめです。
また、良い香りもα波を引き出します。アロマランプとオイルを使うアロマテラピーは、芳香だけでなくキャンドルの灯りを見ることでも心が安らぎます。α波には瞑想も含まれるため、就寝前のひと時に使うとリラックスし、質の良い睡眠を得られます。

大人になると忙しさから自然に触れる機会が少なくなります。しかし五感をいつもオンにし、用事などに常に追われている多忙状態では疲れ切ってしまいます。β波とα波のバランスを上手にとることが、ストレスなく快適に過ごせる何よりの秘訣です。

おわりに

α波は心身ともに安らいだ状態の時に引き出される脳波です。リラックス効果だけでなく、ストレスを沈めたり脳を活性化したりして免疫力を高める力もあります。
日々の生活の中で好きな音楽や自然に親しんだり、アロマテラピーなど癒しアイテムを活用したりしてα波を上手にコントロールし、心身ともに健康的な生活を送りましょう。

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