日本の鍼灸や漢方が再評価される⁉ WHOが「伝統医療」を認定!

お知らせ

 2018年春に行われるWHO(世界保健機関)の総会において、鍼灸(しんきゅう)や漢方薬などの「伝統医療」が認定されることがわかりました。中国はもとより、独自の発展を遂げてきた日本の鍼灸や漢方の再評価に繋がると期待されています。

鍼灸

WHO(世界保健機関)とは

 WHO(世界保健機関)は、世界保健憲章に基づいて発足された国際連合の専門機関の一つ。人間の健康を基本的人権の一つと捉え、それを達成することを目的として設立されました。

「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」とし、全世界の人々の健康を守るため広範な活動を行っている機関です。

伝統医療とは

 伝統医療とは、近代的医学が発達する遥か以前から世界各地に存在する、健康に関する実践、方法、知識、信条などの総称であり、植物・動物・鉱物などを素材とする薬や霊的療法、各種用手治療・運動などを、単独あるいは組み合わせて治療・診断・予防あるいは健康維持に用いる体系全般を言います。

日本の伝統医療の再評価に繋がる

 今度WHOで、日本や中国の伝統医療でもある鍼灸漢方薬が認定される方針となっていて、これにより日本の伝統医療の地位向上にも繋がるのではないかと期待されています。

 日本の鍼灸も漢方も中国のものがベースとはなっているものの、厳密に分ければ、中国とは違った扱い方で成り立っています。鍼灸は中国では太い鍼を使うのに対し、日本では髪の毛ほどの細い鍼を使います。漢方も中国とは使用方法や作り方自体が違っていたりと、日本独自の発展を遂げてきました。

 WHOで公的に伝統医療が認定される運びとなれば、国家資格である鍼師・灸師の必要性はますます高くなるとも言えるでしょう。

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