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面接マナーの基本(後編)

転職ノウハウ

いよいよ面接当日。本番で緊張しないために、面接の流れと基本のマナーをご紹介します。

面接の流れ

  • 1. 到着

面接時間の5分前には着いておくとベター。心に余裕が生まれます。

  • 2. 受付

受付に着いたら、必ず自分の名前を名乗りましょう。 「本日、面接のお約束がある○○と申しますが」というように、はきはきと用件を伝えます。
受付に人がいなくても、あわてずに。ベルやブザーを鳴らしたり、インターフォンなどで担当者を呼び出してもらうケースもあります。
担当者に「こちらへどうぞ」と案内されたら、「ありがとうございます」とお礼を言って、指示に従いましょう。

  • 3. 入室

ドアが閉まっている時は、ノックをしてから入りましょう。 すでに開いていたり、ドアのない場合は、面接官にかるく会釈をしながら入ると良いでしょう。
入室の際は「失礼します」と、ひと言そえると好印象です。
ドアを閉める時は、後ろ手で乱暴にバタンと閉めないように! いったんドアの方を振り返って、静かに閉めるのがマナーです。
ドアを閉めたら、面接官に「○○と申します。よろしくお願いします」と名乗り、会釈をするのを忘れずに。

  • 4. 着席

「どうぞお座り下さい」と勧められたら、指定された席に座りましょう。 とくに座る位置に指示がなければ、「下座」に座って待つのがマナーです。

ちなみに、ドアに近い方の席が「下座」です。部屋の奥は「上座」なので、自分からは座らない方が無難です。応接セットのある部屋では、ソファなどの広い座席が「上座」、1人がけの椅子が「下座」になります。バッグは足元の目立たない場所に置くようにしましょう。

  • 5. 面接

いよいよ面接開始。(面接中のポイントは、次の章で詳しく解説します)

  • 6. 退室

面接が終わったら、立ち上がって椅子を元に戻します。 必ず「ありがとうございました」と、お礼を言ってから退室しましょう。

面接中のポイント

  • 1. 面接中の姿勢

背すじをピンと伸ばし、足をそろえて座ります。手はひざの上にそろえておきましょう。足を組んだり、背もたれに寄りかかったりするのはNGです。

  • 2. 声の出し方

しっかり前を見て、はきはきと声を出すように心がけましょう。 目線が下がらないよう、相手の目を見ながら話すといいでしょう。

  • 3. 髪型

寝癖には要注意! きちんと髪型を整えておきましょう。髪が長い人は、束ねて行くほうがいいです。 カラーリングは、色の薄すぎる茶髪や金髪などは、イメージダウンにつながることも。常識の範囲に留めましょう。

あせって早口になったり、自分だけ長々と話してしまわないよう、気をつけましょう。

  • 3. 敬語の使い方

面接では「はい・いいえ」「です・ます」言葉で話すようにしましょう。 面接官からフレンドリーに「○○なの?」という言葉づかいで話しかけられても、答える時は敬語で。

面接で困ったときのQ&A

面接当日に起こりそうな「困ったこと」、解決方法をアドバイスします。

  • Q1. 道に迷って遅刻しそうな時、交通機関が遅れた時の連絡方法は?

まずは、当日迷ってしまわないよう、事前準備をしっかりと。 携帯の地図アプリに頼ると突然フリーズしたり、繋がりにくくなる場合もあります。地図はプリントアウトしておく方がおすすめです。

どうしても道がわからない場合は、面接の予定時刻より早めに、電話で問い合わせましょう。自分の現在地を伝えられるよう、周辺の目印も確認しておくこと。

  • Q2. ちょっとイジワルな質問への答え方は?

時には「圧迫面接」に近い、厳しい質問が来ることもあります。 自分の性格や、これまでの経歴などで、「突っ込まれそう」と感じるポイントがあれば、どのように答えるかを考えて練習しておきましょう。

答え方のポイントは、相手のネガティブな指摘を「そうですね」と、まずは受け入れてから、「ですが、自分は○○のように考えています」とか「仕事を通して成長していきたいです」と、前向きに言い替えると良いです。

  • Q3. 「質問はありますか?」と逆に聞かれたら?

気になる点は、積極的に質問していきましょう。 こちらから何も聞くことがない、という態度では、「うちの職場に興味がないのかな?」と思われてしまうことも。

面接で説明がなかった場合、確認しておくとよい点のリストは、次の通りです。

  • ・勤務地・店舗(複数店舗のあるチェーンなどの場合、希望を伝えておきましょう)
  • ・勤務時間・シフト
  • ・試用期間の有無
  • ・研修制度について