女性がネイルをすることが身近になってきた昨今。男性もネイルケアをする動きが見られるようになり、「ネイル」がとても一般的になってきました。そこで、今回はネイルの基礎知識やネイリストになる方法についてご紹介します。
ネイルの基礎知識
ネイルの種類
「ネイル」には主に、以下の3種類があります。
- 除光液で落とせる昔からあるマニキュア
- アクリル樹脂を使って爪の長さ出しができる人工爪のスカルプチュア
- 樹脂を直接自爪に塗り、UVまたはLEDライトを当てて固めるジェルネイル
ネイルの変遷
ネイルが日本に入ってきたのは1970年代。1990年代頃には芸能人を中心に徐々にスカルプチュアネイルが流行り、価格は約3~5万円で、現在の価格帯から比べるととても高価なものでした。その後2003年頃になると、美意識の高い一般女性の間でもスカルプチュアネイルが流行り始め、カリスマネイリストも登場。その頃の価格は約2~3万円でした。それから2010年頃にはジェルネイルが浸透し始め、それに伴いネイルサロンやネイルスクールが増加。その頃の価格は約1万円となりました。
さらに、サロンが増加してきた2013年頃からは価格競争が激化し、価格も5000~1万円ととてもリーズナブルなものとなってきました。価格がリーズナブルになってみんなが受けやすくなったのは、今主流のジェルネイルがネイルの技術進化を促していること、それが背景にあると言えます。
ネイル完成までの時間が、ジェルネイルならばかなりの時間短縮となる上に、固まればすぐに何かの作業ができ、崩れたり落ちたり剥がれたりという心配がなくなります。また、艶と発色がとても良いので、見た目がいつまでも綺麗なままという利点もあります。さらに、セルフネイルもできるような機材が一般的にも手に入りやすい価格となったのもネイルが一般に浸透してきた要因だとも言えます。
ネイリストになる方法
それだけネイルをする人が増えてくると、当然それを提供するネイリストの需要も増えてきます。ネイリストには国家資格はなく、検定試験を受けて資格を取得し、サロン勤務するというのがネイリストになる一般的な流れとなっています。
ネイルの資格
ネイリストには主に、以下の検定試験と資格があります。
●JNECネイリスト技能検定(ネイル検定)
3級:ネイルの基礎知識と技術
2級:サロンワークで通用する知識と技術
1級:トップレベルのネイリストとしての知識と技術
●JNAジェルネイル技能検定試験(ジェル検定)
初級:ジェルネイルの基礎知識と技術
中級:サロンワークで通用するネイルケアカラーとジェル技術
上級:ジェルネイルのスペシャリストとして通用する総合的な知識と技術
サロンで働くには、2級以上もしくは中級以上のレベルを求められます。
サロンでスキルを身に付ける
ただし最近では、就業先で研修して技術を取得することでサロンワークができるようになる、という流れを作っている企業もあり、全くの未経験の方でもサロンへ就職できる道も出てきました。
細かな手作業が好きな方や、手先や足先の細やかなオシャレを演出するお手伝いをしたいと思う方、ぜひネイルのお仕事にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
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