セラピストもネイルしていいの? 施術者のネイル事情

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爪は短く、ネイルせず、常に清潔に保つ!?

 昔から施術者の手は「爪は短く、ネイルせず、常に清潔に保つ」が基本でした。これは、マッサージする際にお客様に不快な思いをさせないことを大前提とした、この業界の最低限のルールでもありました。

 しかし昨今のネイル普及に伴い、この業界のルールも緩和され始めてきたように感じます。私が企業でエステティシャンをやっていた頃から見たら考えられない状況ですが、エステサロンやリラクゼーションサロン内でも、施術者の「ネイル自由」を打ち出す店舗も増えてきているように見受けられます。

 ネイルが世間に浸透したことと、ネイル自体の進化によって、ネイルしている手に抵抗感がない方が増えてきたこともあると思います。私自身も施術者はネイルできないのだと友人に話すと、友人から不思議に思われた経験があります。業界ルールを話すと、「なんで? ネイルしてても問題なくない?」と返答があって、世間の反応が変わりつつあるのかなと感じました。

夏ネイルなど、おしゃれを楽しもう

 それでも様々なお客様に対応するためには、たとえ「ネイル自由」「ネイルOK」の店舗であっても、もちろん爪が長いのはご法度なので、短い爪でネイルをしてあまり過度なデザインにならないものが好ましくはあるかなと思います。

 「ネイル自由」の店舗が増えてきたといっても、まだ大多数の店舗は以前からのルールが当然なところがほとんどです。しかし、足の爪、ペディキュアは制限のないところが多いので、手の爪は難しくても足の爪は綺麗にネイルできます。施術者も、ペディキュアでおしゃれを楽しむことも良いのではないでしょうか。

 特に美を売るエステなどの施術者は、お客様の一番身近なお手本にもなります。細かなところまで手を抜かず、綺麗にしているということはお客様側からも決してマイナスには映らないはずです。

 これから露出の多くなってくる季節。夏ネイルを含めて、身体のあらゆるところに気を配りたい季節です。お手入れ自体が楽しくもなってくる時期になります。施術者自身も美意識を高め、年齢を問わず、おしゃれを楽しみながらお仕事に入ってみてはいかがでしょう。

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