カッピング(吸玉)とは

お知らせ
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『カッピング』は『吸玉(すいだま)』とも呼ばれている中国の伝統的な民間療法の1つで、インドやヨーロッパでも利用されていたトリートメントです。
日本では江戸・明治時代から盛んに行われていたと言われています。

元々は治療として使われていた施術方法ですが、近年ではダイエットや美容効果も期待でき、エステサロンでも提供されるようになりました。
オリンピック・スポーツ選手、ハウリッド女優なども健康と美容の維持のために行っていますす。

施術を行う上で必須資格がない事から、ご自身でカッピングキットを購入し、セルフでやる方も増えているそうです。

カッピングの施術方法

電動式または手動式のポンプを使用し、ガラスやプラスチック・シリコンなどでできているカップを背中や腹部などを真空状態にし吸着させ、滞っていた血液を身体の外に排出する事で血液の巡りを良くしていきます。
身体の表面から外に向かって皮膚や筋肉を吸い上げていくのが特徴です。

カッピングの吸引による刺激は押すよりも引くチカラが強く、一見、痛そうに見える施術ですが、痛みはあまりなく心地よさを感じられる施術です。

カッピングの効果

カッピングの最大の目的は『血流改善』で、一時的に抹消組織を壊し、自然治癒力を利用して血管の再生を促していきます。

血行を促進することで、肩こりや腰痛をはじめとした筋肉のコリや痛みの症状を緩和させる効果があり、老廃物を排出して代謝を促すことから、冷えやむくみなどの改善にも効果があります。
特に背中や腹部等、血液やリンパの流れが滞りやすい箇所に施術を行うのが有効的です。

身体の深層部までアプローチするため、表面的な症状の改善だけではなく慢性的な疲れや自律神経の調整、ホルモン分泌等の効果も期待できます。

カップを吸着させた箇所は皮膚付近まで血液が吸い寄せられるため、血液がサラサラと流れていく箇所は赤くなり数日で赤みが引きますが、老廃物が溜まり血液がゆっくり流れている箇所は痕が赤黒くなり、消えるまでに1~2週間程かかります。
継続していくことで濃い色をしていた箇所もだんだんと薄い色へと変わっていき、痕が残る日数も短くなっていきます。

資格は必要ありませんが、施術トラブルや信頼度アップのためにも、スクールに通い専門知識・技術を学ぶ事をおすすめします。

美容系サロンでの追加メニューや施術家としてのスキルアップ、開業を目指している方は、ぜひチェックしてみてください。

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