『ネトラバスティ』は、インド発祥のアーユルヴェーダの一種です。 眼球にオイルを流して目の汚れを浄化し、眼精疲労やドライアイに効果を期待できる施術です。 【目の温泉】や【眼球エステ】とも言われており、TVや雑誌でも取り上げられています。 国際保健機構(WHO)もアーユルヴェーダの有用性を認め、病気の治療・予防治療として世界的に注目されています。 日本でもサロンの他、眼科やクリニック等で取り入れるところも増えてきています。
ネトラバスティの施術方法
(1)目にオイルが浸透するよう目のまわりをしっかりとマッサージします。 (2)小麦粉で作った粘土で目のまわりを覆って、『ギー』がもれないよう土手を作ります。 (3)目に38~41度にあたためた『ギー』を流しこみ、目を開いて眼球を動かします(施術時間はおよそ20分)。 ※何度か同じ動作を繰り返し、その都度ギーを追加。眼球をしっかりと洗浄していきます。 (4)『ギー』を拭き取り、土手を取り除きます。 (5)その後、頭部のマッサージを行い、終了となります。 ☆『ギー』とは… インドを中心とした南アジアで古くから作られているバターオイルの一種です。 発酵無塩バターを煮詰め、水分や塩分・タンパク質等の不純物を取り除いて作ります。 インドでは傷薬として使われる事もあり、アーユルヴェーダの中で唯一目の中に入れても良いと言われています。
ネトラバスティの効果
眼精疲労・アトピーやアレルギーの改善、近視進行予防などに効果があります。 その他にも、目の下のクマやくすみ、目元のシワやハリを取り戻すアンチエイジング効果、『ギー』の温かさによるリラクゼーション効果もあると言われています。
資格は必要なの?
国家資格はなく民間資格となります。 オイルを直接目に入れたり、土手をこねてつくる工程は意外と大変との事。 アーユルヴェーダ関連スクールまたは提供サロンで直接学びながら技術・知識を身につける事をオススメします。
パソコンやスマートフォン等を使用し、目を酷使する現代ではとても需要のあるメニューです。 ご自身の施術の幅が広げられ、新しい顧客獲得にも繋がる『ネトラバスティ』の技術を身につけてみてはいかがでしょうか。