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自分を守るための保険加入

働く基礎知識

▼自分を守るための保険加入

セラピスト・治療家のみなさんには今ご覧になっている「キャリさぽ」の求人情報からわかるように、様々な働き方の選択肢があります。
正社員、契約社員、アルバイト、業務委託、などの雇用形態によって働き方が変わってきます。
例えば、正社員はサロン・治療院の営業時間に合わせて勤務時間が設定され、お給料は月給制。
一方業務委託契約は施術業務を請け負うという考え方なので、施術に対して報酬が支払われます。
このように様々な働き方がある中で、どのように働くかを決めるのは施術者であるみなさんです。

▼働いている自分を守ってくれるのは誰なのか、を考えたことがありますか?

働き方は様々ありますが、共通する施術者としてのお仕事はお客様に施術をするということ。
これはお客様の身体を直接触ることですから、トラブルが絶対にないとは言い切れません。
あなたが働いているサロン・治療院は、お客様とあなたの間で何かトラブルが発生したときに守ってくれるのでしょうか。
答えは「おそらく守ってくれない」です。
守れない、という言い方もあるかもしれません。
お客様から損害賠償請求を起こされた場合、サロン・治療院はその対応(費用の支払いも含めて)はできない場合がほとんどです。
そして、あなたが業務委託契約でサロン・治療院と契約していた場合、サロン・治療院はあなたを守る義務はないのです。


もしここまでを読んで、今働いているお店が「いざという時は大丈夫だから安心してね」と言ってくれたので大丈夫と思っているあなた。
お店の加入している保険の内容を聞いてみましょう。
お店が加入している保険によっては、お店への損害賠償請求は保険の対象ですが
あなた個人が損害賠償請求をされた時には保険の対象ではない、ということもあるのです。
また最近では、施術内容が細かく指定されている場合もあります。例えば、肘で施術した場合には保険対象外、というように。
お店の人自身が保険内容をよく把握していない場合もありますから、しっかり確認しておきましょう。




▼さまざまな場所で働いている施術者は個人事業主として自分を考えるべき

セラピスト・治療家のみなさんは様々な働き方があり、様々な場所で働けるのも魅力の一つです。
複数のサロン・治療院でWワーク(ダブルワーク)として働くという方が多いのではないでしょうか。
様々な場所で働くからこそ、それぞれのサロン・治療院に頼っていられません。
サロンで働きながら個人で出張の整体のお仕事をしていたら、個人で出張の際の「トラブル」も対応できるようにしておく必要があります。
あなたがどこで働いても保険の対象となっていれば安心ですよね。
施術者のみなさんはサロン・治療院に頼るのではなく、個人で事業を営んでいる(=個人事業主)という意識を持ち、自分で自分を守ることを考えましょう。
自分を守るための保険を選ぶ際には、様々な働き方・働く場所に対応しているのかもポイントの一つとして考えましょう




▼一般社団法人日本治療協会とは

一般社団法人日本治療協会の「保障制度」は、店舗も店舗で働く施術者個人も損害賠償請求対象となり、請求先を問わないのが特徴です。

~一般的な賠償責任保険と一般社団法人日本治療協会の保障制度の違い~

6つの特徴

1:すべての施術家が対象となります
入会にあたり経歴は問わず、特定の資格も必要ありません。 民間の施術を業とされていればどなたでも対象です。

また国家資格者の場合、国家資格による治療だけでなくその方が実施するすべての民間施術も対象となります。
対象となる国家資格は鍼師・灸師・柔道整復師・按摩マッサージ指圧師の4資格です。

2:個人でも加入できます
店舗のオーナー様がスタッフ分を一括で加入することもできますし、店舗で働く施術家個人でも加入できます。

3:施術場所を問いません。
日本国内であれば施術場所を問いません。治療院・サロン・デイサービス・出張(利用者自宅・宿泊施設)や、業務委託における施術も対象となります。 また個人で入会すれば、経営者が異なる複数の店舗で働いている場合もすべての施術が対象となります。

4:請求先を問いません。
誰が損害賠償請求を受けたかではなく、会員が行った施術かどうかで損害賠償請求の対象になるかどうかが決まります。「保障制度」に加入している会員が施術したのであれば、店舗が請求を受けても損害賠償請求の対象となります。

5:対象は施術事故だけではありません。
お客様に施術でケガをさせてしまった場合だけでなく、誤ってお客様の私物を壊してしまった場合や、店舗管理の不備(施設賠償責任)でお客様等に損害を与えてしまった場合にも対象になります。

6:民事訴訟を起こされた場合の顧問弁護士費用も対象になります。

施術事故は起こらないことに越したことはありませんが、自動車保険と同様に万が一にそなえ自分を守る準備をしておくことが大切です。

  • 一般社団法人日本治療協会
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