秋になると、気温の変化に身体が対応しきれずに風邪をひいて体調を崩してしまったり、乾燥などの肌トラブルが多発します。 秋の食材には、栄養価が高く免疫力を高める事ができる食材がたくさんある事をご存知ですか? 今回は免疫力をあげるために重要な【腸の働き】【食物繊維】【秋の旬の食材】について簡単にご紹介します。
【腸】の働きについて
食べ物を消化・吸収・排泄するのは腸で、免疫力の60~70%は腸にあると言われています。 食べ物に有害な病原体が付いていた時に、身体の細胞内に侵入する事を防ぎ、便として排出する働きもあります。 つまり、免疫力の低下を防ぐ最大のポイントは、腸内環境を良好に保つという事です。
腸内環境を整える上で大切な【食物繊維】について
『第6の栄養素』として近年注目されている食物繊維。 腸の動きを活発にして便の排出促してくれる【不溶性食物繊維】と便を柔らかくして排出しやすくする【水溶性食物繊維】に分けられます。
オススメの旬の食材をご紹介
☆きのこ類…食物繊維が豊富な食材です。 値段が手ごろで種類が豊富なので、毎日の食卓に取り入れる事ができます。 また、ヘルシーで美容効果もあるのでダイエット中の方にも嬉しい食材です。 ☆さつまいも…水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれている食材です。 また、ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・カリウムなど、健康に欠かせない栄養素もたくさん含まれています。 風邪の予防に効果があるビタミンCですが、さつまいもに含まれているビタミンCは熱に強いため、効率よく摂取する事ができます。 ☆レンコン…食物繊維の他、ポリフェノールの一種であるタンニンも含まれています。 ビタミンCとタンニンの相乗効果で喉や鼻の粘膜を強化してくれる働きがあり、レンコンと乳酸菌を一緒に摂取すると花粉症やアレルギー症状の改善効果があるという実験結果もでています。 症状の重い方は、騙されたと思って一度試してみてはいかがでしょうか。(最低でも2週間は続けましょう!) ☆かぼちゃ…身体の中から温め、栄養の吸収を高める効果もあるので冷え性の方には特にオススメの食材です。 血行を良くするビタミンEや粘膜を強くし抗酸化作用が強いβカロテン・ビタミンCの他、むくみの予防に効果があるカリウムなど豊富に栄養素が含まれています。 ☆キウイ…ビタミンCが豊富なイメージですが、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれていて、太りにくい体質にしてくれます。 長年便秘に悩まされていた方が、1日2個食べて便秘が解消された!という実験結果もあり、キレイな腸内環境にしてくれる優れた食材です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 免疫力低下による風邪や乾燥トラブルはすでにはじまっているかもしれません。 体調が万全でないと、プライベートもお仕事も充実させる事ができません。 その時期の美味しい【旬の食材】を食べて季節のトラブルを回避しましょう!