働く女性のためのお役立ち情報 働く女性のためのお役立ち情報 お役立ち情報

色の力で癒やされよう!カラーセラピーの効果とは

働く女性のお役立ち情報

カラーセラピーの効果

カラーセラピーとは、色彩療法と訳され、色が持っている力を用いて心身のバランスを整えることを目的としたセラピーのことです。
たくさんある色の中から直感で色を選ぶことによって自分自身の心身の状態を知り、それに応じて必要な色を取り入れる手法をとります。
色が人に与える影響はさまざまですが、適切な色を用いることで心身を癒やすことも可能です。
そこで今回は、カラーセラピーの効果についてご紹介します。

色と自律神経

色と自律神経

自律神経には活動時に働く「交感神経」と休息時に働く「副交感神経」があり、これらが必要に応じて働くことで体の機能は調整されています。自律神経は意識してコントロールすることはできませんが、色によって影響を受けるとされています。

暖色系の色(赤や黄)などは交感神経を優位にして心身を活動的な状態にします。反対に寒色系の色(青や紫)などは副交感神経を優位にして心身を落ち着いた状態にするでしょう。

たとえ意識をしていなくても、私達は常に色に囲まれています。色は目から入って無意識のうちに脳を刺激し、自律神経やホルモンバランスなどに働きかけています。

カラーセラピーの効果

さまざまな心身の状態に対して、適切な色を用いてセラピーを行うことが、カラーセラピーの基本理念です。
ここでは代表的な色が持つ効果とその使用法について説明します。


交感神経を優位にしてアドレナリンを分泌。脈拍や呼吸数を増加させます。体感温度の上昇や血流増進の効果が期待されるため、体の冷えを感じるときなどに身に着けると良いでしょう。元気や自信が欲しい場合や、エネルギーを活発にしたい場合にもおすすめです。


太陽の光に一番近い色。左脳を刺激し頭の回転が良くなります。ポジティブシンキングを導きコミュニケーション能力を高めるため、人前に立つときなどに良いでしょう。
また、食欲増進など、消化器系の動きを活発にする効果もあります。内分泌系に働きかけて成長ホルモンの分泌を促します。


暖色と寒色の間の中間色になり、刺激が少ない分落ち着きや安心感を得ることができます。昔から目に効果があるとされ、見つめることで疲労が軽減されるでしょう。


副交感神経を優位にして、神経の興奮を鎮静します。血圧・脈拍・体温を下げ、心身をリラックスさせてくれます。不眠に悩んでいる場合や、冷静な判断力、観察力を高め、じっくり物事と向き合いたい場合におすすめです。

ピンク
優しさや慈しみの色。女性ホルモンの分泌を促進します。女性らしさを感じたい場合や恋愛をしている場合、婦人科系のトラブルに悩んでいる場合におすすめです。


赤と青という真逆な色が混ざった色。宗教でもよく用いられ、高貴なイメージを持たれています。癒やしの力や直感力を向上させる働きがあり、心が葛藤状態にある場合におすすめです。

カラーセラピストになるためには

知識を深める

カラーセラピストには国家資格がありません。いくつかの団体が認定する民間資格があるだけです。つまり、誰でもカラーセラピストと名乗ることが可能です。
しかし、カラーセラピストとして働くことは簡単なことではありません。実際にカラーセラピストとしてサロンを開業しても、多くは1年以上も続かないのが現状です。そのため、養成学校などに通い、しっかりとした知識を身に付けることが必要不可欠です。
また、合わせてカラーコーディネーター検定や色彩検定の勉強をすることで、より多角的に色についての知識を深めることができるでしょう。

おわりに

色は人の心身の状態を測るバロメーターになり、サプリメントにもなります。心や体に生じる変化や不調に対しても、色の力を上手に用いれば癒やしの効果を期待できるでしょう。
興味を持った方は、ぜひカラーセラピーの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。