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目の疲れと眼精疲労の違いは何?眼精疲労の原因と対処法

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眼精疲労の原因と対処法

目が疲れたなと感じることはありませんか?仕事でパソコンを朝から晩まで見つめていたり、本が好きでじっくり数時間も集中して読んでしまったりして、その結果、頭痛を感じたことはありませんか?
もしかするとそれは、ただの目の疲れではなく眼精疲労になっているかもしれません。 そこで今回は、眼精疲労の原因と対処法についてご紹介します。

目の疲れやすい環境

目の疲れやすい環境

人間はありとあらゆる情報をさまざまな器官を用いて読み取っています。 その際に読み取る情報のほとんどが、「目」からの情報ということをご存じでしょうか?聴覚から得る情報が1割未満であることに比べ、視覚から得る情報は8割を占めているといわれています。
しかし、それにもかかわらずパソコン・テレビ・ビデオ・携帯電話・本など、現代人は視覚に頼る機会がますます多くなっているため、目が疲れやすい環境にあふれているといっても過言ではありません。
また目が疲れやすい原因として、就寝時間が遅くなることにより、目を休めるための睡眠時間が削られてしまうことも挙げられます。

目の疲れと眼精疲労の違い

目の疲れと眼精疲労の違い

眼精疲労を、単に目の疲れであると認識している方も少なくないでしょう。しかし、目の疲れと眼精疲労は異なります。

一般的な目の疲れは、目の奥の痛みや、目のかすみ、異物感などがあるものの、一晩眠ることによって治まることが多いでしょう。
一方で、眼精疲労は目の疲れだけでなく、肩こりや頭痛、不眠や吐き気、食欲不振などの症状が現れます。さらに、これらの症状は休憩しても消えなかったり、回復してもぶり返したりします。
また、眼精疲労はストレスとなり、抑うつ・不安感といった自律神経系に影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。

眼精疲労の原因

 

休息をとれば一晩で治るはずの一般的な目の疲れですが、十分な休息がとれなかったり症状が続いたりした場合、眼精疲労に進展するといわれています。
眼精疲労の主な原因は以下の通りです。

・目の使い過ぎ
・目の病気(近視、乱視、老眼、ドライアイ、緑内障、白内障、眼位異常など)
・精神的ストレス

眼精疲労の対処法

 

1番有効な対処法は、目の周りの筋肉をほぐして眼球の血流を良くするためにマッサージを行うことです。
肩こりや頭痛がひどい場合は、ストレッチも有効でしょう。オフィスワークなどで長時間同じ姿勢をとる場合は、15~30分に1度はマッサージやストレッチを行ってください。

さらに、生活習慣を正すことも大切です。栄養バランスの良い食事を取って、適度な運動を行い、体内の血液循環を良好に保ちましょう。

また、視力矯正のためにコンタクトレンズや眼鏡を使用している方は、自分に適した度数のものを使用しているか確認してください。

その他にも、「本からは40cm以上の距離を置いて読む」「パソコンのディスプレイに集中しすぎて、目を近づけないようにする」「部屋の明るさを調節して無理のない明るさにする」など、対処法はたくさんあります。
それでも症状が緩和されない場合は病院に行って、適切な処置を受けましょう。

おわりに

 

目の疲れは軽い症状の場合も安易に考えてはいけません。
眼精疲労の一番の原因は、目の使い過ぎです。日常生活を送る中で、目の疲れない環境をつくることが一番の眼精疲労の予防になります。
しかし、情報にあふれる現代において、目からの情報源を全く除去することは困難かもしれません。パソコンや読書などで目を酷使しなければならない場合は、少なくとも1時間おきに目を休ませることが必要です。目に良いとされる栄養素を取ったり、食事に気をつけたりすることも有効でしょう。
ただの目の疲れが眼精疲労に発展しないように、今回ご紹介した対処法を実践してみてください。