「目は言葉で説明するのと同じように、相手の気持ちが伝わるものだ」という意味の【目は口ほどに物を言う】ということわざがあり、目線から見える様々な情報から、相手の心理を読み取ることができると言われています。 難しく思うかもしれませんが、実は接客中に活用することができます。 今回は接客時はもちろん、プライベートでも役立つ心理学を活用した接客方法をご紹介します。
目線の位置が表す脳の働き
簡単に視線の向きが示す脳の働きについてご紹介します。 ・左:過去のイメージ ・右:未来のイメージ ※視線を向けているご本人からみた方向を示しています。お客様と対面する場合は、こちらとは逆、鏡ごしなら鏡で見えている通りの方向でOK。 ※左利きの方は視線の向きが逆になります。 また、視線の向きを上・横・下の3つに分けると以下のようなイメージとなります。 ・上:視覚のイメージ ・横:聴覚のイメージ ・下:感覚のイメージ 視線の上・横・下はそれぞれ五感を表しており、その位置によって考えている感覚が異なると言われています。
視線の位置と思考の属性
1.左上を向いているとき 左上を見る人は、直感的に物事を考える傾向があり、視覚的に過去の記憶や体験をを思い出しています。 2.右上を向いているとき 右上を見る人は、理論的な人が多いと言われ、視覚的に今までに見たことのない未来のイメージを想像しています。 3.左横を向いているとき 聴覚的に記憶している音楽や音を思い出していて、会話の記憶を思い出す時にも左横を向く傾向があります。 4.右横を向いているとき 聴覚的に今までにみたことのないイメージを想像していて、今流れている音楽や何か大きな音は何かということを考えています。 5.左下を向いているとき 感覚的(嗅覚・味覚・触覚他)など、身体的な感覚イメージを思い出しています。 6.右下を向いているとき 感覚的(嗅覚・味覚・触覚他)で、過去の体験や感情を思い出しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 目線の動きなどを見て相手の心理が読み取れると、コミュニケーションが楽になります。 お客様の要望にしっかりと応えられているか不安…という方はぜひこれからを接客の時に取り入れてみてはいかがでしょうか。 ぜひ、実践してみてください。