仕事柄立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢でいることが多い方の中には、夕方になると脚がむくんでしまうとお悩みの方も多いのではないでしょうか。 脚のむくみをそのまま放っておくと脂肪をため込みやすい体質となり、脚が太くなる恐れがあります。そのため、その日のむくみはその日の内に解消することが大切です。 今回は、脚のむくみの原因と解消法についてご紹介します。
脚がむくむ原因とは？
むくみとは、リンパや血流の流れが悪くなり体内に老廃物がたまってしまう状態のことを指します。脚がむくむ主な原因は以下の通りです。
- 【長時間同じ姿勢でいる】
- 長時間立ちっぱなしや座りっぱなしの状態でいると、重力の関係で体の下方にある脚に血液や老廃物がたまりやすくなります。 通常、心臓から脚に送られた血液は、脚の筋肉が収縮することによって心臓に戻ります。しかし、同じ姿勢をとり続けている脚は血流が非常に悪くなっているため、うまく血液を循環させることができません。その結果脚がむくんでしまうのです。
- 【生活習慣の乱れ】
- 生活習慣とむくみは密接な関係にあります。生活習慣が乱れるとむくみやすい体質となるため、普段から意識的に生活習慣を改善するよう心掛けなくてはなりません。 例えば、日常的に水分や塩分をとり過ぎていませんか？水分や塩分を必要以上に摂取していると、血液中の水分が増えてむくみやすくなります。 また、自律神経の乱れもむくみの原因の1つです。特に、不規則な生活や夜型の生活を送っている方はむくみに注意してください。
- 【体の冷え】
- 体の冷えも脚のむくみに大きく関係しています。 体が冷えている状態が続くと血流が悪くなり、皮膚の下に水分がたまってむくみの原因となります。 脚の内くるぶしから人差し指3本分ほど上にある部分に手をあてると冷たさを感じる場合、脚が冷えている可能性が高いです。脚が冷えてむくんでしまうと筋肉が固くなり、さらに血液の流れが悪くなるため悪循環が続きます。
【解消法その1】オフィスで行えるエクササイズ
毎日デスクワークで座りっぱなしという方には、オフィスで簡単に行えるエクササイズをおすすめします。自分のデスクで座りながら行えるため、昼休みやちょっとした空き時間などに行ってみてはいかがでしょうか。
- エクササイズ方法
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- （1）椅子に浅く腰掛け、膝とつま先をそろえて座る
- （2）息を吸いながら両かかとを上げる
- （3）息を吐きながら両かかとを下げる
- （4）1～3の動作を10回1セットとし、1日3セット程度行う
【解消法その2】マッサージで脚のむくみを解消！
脚のむくみを解消するためには、ふくらはぎの筋肉をほぐし、血流を良くすることが大切です。 マッサージは脚のむくみに非常に効果的です。お風呂あがりなどの体が温まっているタイミングに行えば、より効果を実感できるでしょう。 また、マッサージの摩擦で肌を傷付けないために、マッサージを行う際は必ずボディクリームやオイルを使用してください。
- マッサージ方法
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- （1）膝を曲げて座り、足首を両手で包み込むようにはさみながら膝に向かって優しくなでる
- （2）両手で足首をつかみ、すねの骨の両脇を親指で押しながら膝まで指圧する
- （3）足首から膝の上まですり上げるように老廃物を流し、親指で膝裏を強めに刺激する
- （4）最後に、立ち上がってアキレス腱を伸ばすストレッチを行う
上記1～4を、左右5回ずつ行ってください。
おわりに
むくみの原因と解消法についてご紹介しました。 生活習慣の乱れや長時間同じ姿勢でいることは、脚がむくむ原因となります。日頃の生活を見直して、改善できるところから直していきましょう。 また、脚がむくんでしまった場合はエクササイズやマッサージを行うことが効果的です。むくみを慢性化させないためにも継続して行いましょう。